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あいさつをすると何が変わるかな… ※学校運営協議会編

先日、今年度2回目の[学校運営協議会]が行われました。

学校運営協議会とは
学校運営協議会制度は、学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となる「地域とともにある学校」への転換を図るための有効な仕組みです。
この仕組みがあることで、学校運営に地域の声を生かし、地域と一体になって特色ある学校づくりを進めていくことができるようになります。
学校運営協議会を設置している学校は「コミュニティースクール」と呼ばれています。

学校運営協議会の委員、学校運営協議会の事務局となる海士町教育委員会の職員が集まり、「福井小学校の『やっか』と『あいさつ』の取り組みについて一緒に考えました。

福井小学校の合言葉は「やっか」です。
「やってみる」の『や』
「続ける・積み重ねる」の『つ』
そして、福井小学校の全員で取り組む「やっか」は『あいさつ』です。

あいさつについては、福井小学校の子ども達のあいさつが段々と変化していくよう、様々な取り組みをしてきました。
校長がそれらの紹介をしながら、最近の福井小学校の子ども達のあいさつについてどのように感じているのか参加の皆さんにうかがいました。

そして、学校運営協議会前日に取り組んだ活動(全校朝会であいさつについて考えるもの)についても紹介し、参加の皆さんに二つのことを考えていただきました。

〔一つ目の問い〕
「福井小学校の子ども達が、
あいさつをやってみて、
続けて・積み重ねていくと…。
何かが変わるだろうと考えられます。
何が・誰が、どのように変わると思いますか。」

グループに分かれて話しましたが、設定した時間がきても盛り上がって話し合っていました。

出された考えは…
・あいさつの後の会話ができるようになる。
 あいさつの後、「だっだだ?」(海士弁で「誰だ?」という意味)
・人間関係のつながりができる。
・海士町のみんなが知り合いになる。
・気持ちの安全が獲得できるようになる。
・誰もがポジティブになる。
・元気になる。元気が出る。
・その日の気分が分かるようになる。
・相手の気持ちが分かるようになる。好かれるようになる。
・あいさつをしていると、困ったときに頼れるようになる。
・気持ちのいい瞬間が増えるようになる。
・好かれるようになる。

どの考えも、子ども達に紹介したいものばかりでした。

〔二つ目の問い〕
「私たち大人が、
あいさつをやってみて、
続けて・積み重ねていくと…。
何かが変わるだろうと考えられます。
何が・誰が、どのように変わると思いますか。」

二つ目の問いは、「大人(自分自身)」への問いかけです。
普段の自分のあいさつのあり方を思い返すからなのでしょうか、はじめは配布したワークシートへの記入が進まない方もいらっしゃいました。
それでも、自分なりの考えを出してくださり、ワークシートの記入までしてくださいました。

ワークシートに記入

子どもも大人も、日々、何気なく交わしているあいさつ…。
たまにはこのように深く考えてみることも、ありなのかもしれません。

学校運営協議会に参加してくださった皆さん、ありがとうございました。