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隠岐島前の大地から、自然の歴史を知る

火山活動によってつくられた隠岐の大地。3島からなる隠岐島前地域がどんなふうにできたのか。理科で「土地のつくりと変化」について学んでいる6年生が、隠岐しぜんむらの方と一緒に出かけてきました。

日須賀のカルデラ展望所。
左手に知夫村、右手に西ノ島が展望できます

600万年前に現在の焼火山の場所で、火山が噴火しました。

島前で一番高いのが焼火山です

噴火の様子をこんな装置を使って、実験して見せていただきました。

噴火が起こりマグマが出てきて、凹んだ地形になります。
初めはドーナツ状の1つの島だったのが
風や波で削られ…

3つの島に分かれ、西ノ島、海士町、知夫村ができました。

焼火山がなぜ一番高い山なのか。
それは島後の噴火の影響があったそうです。

資料を使いながらわかりやすく説明してくださいました

そのときの地球がどんな環境だったか。どんな生き物がいたか。天候や空気の濃度はどうだったのか。
今見ることができない生き物の痕跡が残っている、地球の歴史が詰まっているのが大地なのだとおっしゃっていました。

島前は火山の噴火で一気に大地が作られたため、地層はないそうです。 
地層がどんな仕組みでできるのか、こんな実験を用意してくださいました!

結果が出るには時間が必要とのことで、様子を眺めながら学校へ帰りました。

どんな結果になったのか、6年生に聞いてみてね!

児童の感想です👇

  • 山がどうやってできるのかを知りました。海士町や島前には地層がないと知ったから、島後とか他の場所に行ったときに探してみたいです。

  • 初めに知っていたことから、考えが大きく変わりました。特に驚いたことは、島後のほうが後にできたことです。

大地のつくりから、島前の成り立ちについて知ることができました。隠岐しぜんむらのスタッフさん、ありがとうございました!