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町づくりへの参画(海士町子ども議会) その1
[第21回 海士町子ども議会]が開催されました。
子ども議会の概要
取り組むのは、福井小学校と海士小学校の6年生。子ども自らがテーマを設定し、地域に出かけて調査やデータ分析をした上で提案にまとめ、実際の議場で町長や役場課長に向けて発表する。子どもなりの視点と言葉で「ふるさと海士をよくする」ために行う提案の場は、小学校のふるさと学習の集大成として位置づけられている。
島根の教育web「EIOS」参照
6年生の子ども達は、この[子ども議会]に向けて昨年9月から様々な準備をしてきました。
地域の方々と話をし、日々の暮らしで海士町に対してどのようなことを感じているのか聞きました。
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また、実際に町議会議員の方々と話す時間もいただき、自分の提案しようとしている内容について相談したり、議員の皆さんが感じている海士町のことについて聞いたりしました。
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これらの活動から、普段、特に考えることのない海士町のことについて子ども達は知ることができました。
そして、それらの中から特に自分の考えたい課題を決め、その解決策について考え続けました。
自分の提案したいテーマをすぐに決めることのできる子どももいれば、なかなか決めることのできない子どももいましたが、次のようにテーマが決まりました。
※福井小学校の6年生のテーマを下記に紹介します。
〔6年生 提案テーマ〕
○さくらの家の方と定期的に小さなイベントで交流したい
○診療所に送迎バスをつくる
○上方(うえがた)方面のバスの便の量を増やそう
○みんなが楽しめるゴミ拾いイベントを開く
○海士町の海に落ちているゴミを楽しく減らすイベントを開こう
○本土や島後の動物病院への交通費や診療費の補助金を出してほしい
○今ある公園を子どもから大人が交流しながら楽しめる公園にしたい
○いろいろな地区を回れる移動販売車を増やす
○隠岐牛のPR動画を島外の人に伝わるところに掲載する
テーマが決まると、インタビューやアンケートなどで調べてきたことをもとに、提案原稿をつくります。
一人ひとりの児童に担当教員が付き、ゼミ形式で原稿をつくっていきました。
子ども達は、担当教員の力添えをいただきながら、授業時間だけでなく、冬休みや家庭学習の時間を使って原稿を仕上げました。
次は、仕上がった原稿を手元に、発表の練習をします。
友達に対して、先生方や下級生に向けて、地域に方々に相手をしていただき発表練習を積み重ねます。
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子ども達は、「発表が速くなっているよ。」という指摘を、何度もいただきます。
練習とはいえ、発表のたびに緊張を感じ、スピードが速くなってしまうようです。
子ども議会本番の日、6年生の子ども達からは、緊張が伝わってきます。
それはそうです。
子ども議会では、町長に対して提案しなければいけません。
また、多くの方々に注目される子ども議会です。
緊張しないはずがありません。
給食を食べ、制服に着替えた6年生が、先生方に見送られて出かけていきます。
準備してきた成果がしっかり出せることを願います。
※次のnote記事に続きます。