みんなの「やりたい」を叶えたい!(11/12)
海士町に[大人の島留学]で来島されている方々がいます。
福井小学校には、その中から二人の島留学生が関わっており、学校の様々な業務に携わっています。
その中のお一人が、全校朝会で全校児童に話をしました。
「みなさんは、学校で『こんなことができたらいいな。』と思うことはありませんか。
例えば、学校全部を使って全校児童で鬼ごっこ。
例えば、学校で動物を飼ってみたい。
例えば、給食が毎日ドライカレーだったらいいな。
みなさんの『やりたいこと』『叶えたいこと』『○○だったらいいな』というアイデアを募集します。
題して[福井小で叶えたい100のこと]。」
話を聞いている子ども達の顔は、ニコニコです。
いろいろなことを想像しているのかな…。
全校の子ども達に、この提案をしてくれた島留学生の想いを聞いてみました。
〔どうして、この企画を提案したの?〕
まず、私の普段の仕事は保健室のお仕事をする養護教諭のお手伝いです。
私は、子どものニーズに合わせた情報の発信をしたいと日ごろから考えています。
でも、子ども達が学校でどのようなことを考えているのかよく分かりません。
それを「可視化したい。」と考えて、この取り組みをすることを思いつきました。
それから、これからの子ども達には「固定概念にとらわれてほしくない。」と思っています。
学校で決められていることについても、「そんなことできるわけないじゃん。」と思わずに、「何とかすれば変わるかもしれない。」という考えを持ってほしいと思っています。
〔子ども達が出した願いは、叶っていくのかな?〕
子ども達から出された「やりたいこと」「叶えたいこと」「○○だったらいいな」というアイデアを見た子ども達が、「どうすればできるだろうか。」と自分から動き始めてくれるといいなと思っています。
子ども達には、「みんなの『やりたい』に協力するので、必要なときは声をかけてください。」と呼びかけます。
私を必要とする子どもがいれば、「どうすればできるのか。」を一緒に考えていきたいです。
この島留学生の取り組みが今後どのような展開を見せるのか、とても楽しみです。
福井小学校の合言葉は「やっか」です。
現時点は、島留学生も子どもも「やっか」の「や」に取り組み始めたところです。
これが、「つ」になったり、「か」に届いたりすると学校にどのようなことが起こるのか…。
とても楽しみです。