海底清掃活動&漂着ゴミ調査活動【3・4年生】
3・4年生の「総合的な学習の時間」の活動として6月9日の午前中、海底清掃活動と漂着ゴミの調査活動を行いました。
「環境問題」を題材とし、学習を進めている3・4年生。これまでは身近な生き物としてアカテガニをテーマに学習を進めていましたが、新たに海のゴミに目を向け、自分たちでできることはないかを考えるため、海士ダイビングサービス様や豊田地区の皆様の協力を経て、本活動に至りました。
海底清掃とはその名の通り海の底に沈んでいるゴミをダイバーさんが拾い上げる活動のこと。これまでも様々な場所で取り組んでいる活動のようでしたが、福井小学校前の諏訪湾ではまだ行ったことがないということで、3・4年生も参加させていただきました。
活動を開始すると、バッテリーやタイヤ、瓶、缶などたくさんのゴミが引き上げられ、子ども達はびっくり!指定の場所まで運ぶことを一生懸命に手伝っていました。
その後は漂着ゴミの調査活動です。海士町の北東に「松島」という無人島があります。そこに多くの漂着ゴミがあるということで、こちらもご厚意で船をだしてもらい、約1時間をかけて見学に参加させていただきました。
まず船に乗ることに大興奮の子ども達。松島が見えると、「松島だ!大きい!」との声が多数!
その中で多くの漂着ゴミが見つかると、「こんなにゴミが流れてきてるんだ。」「誰がこれを片付けるのだろう。」と多くの発見があった様子です。
学校に戻った後は隠岐しぜんむらの福田さんから「あのゴミ達はどこからきているのか?」「ゴミが増えるとどうなるのか?」という講義を受けました。
体験だけでは分からない部分を丁寧に教えてもらえたこともあり、子ども達には良い整理の時間になったようでした。
昼からは感じたことを書き出す活動をしました。
「ゴミが多くて良くないと思った。」「ゴミを減らすにはどうするんだろう。」「もっと考えてみたい。」等の良い意見がたくさんありました。
今後の授業では、自分たちにできることをさらに調べ、形にしていきたいと考えています。
今回、このような素晴らしい活動ができたのも先述した地域の方々のおかげです。
たくさんの大人が関わる学びの場が溢れている、これが海士町の教育だなと実感しました。
今後、まとめた資料の発表を地域の方にさせていただく等、少しでも恩返しできればと考えています。