ムラーズファームに行ってきました。【3年生】
福井小学校では、3年生が社会科見学で海士町内にある有機栽培農園ムラーズファームに行ってきました。
ムラーズファームは、2014年から海士町に移住したドイツ人のムラー・フランクさんが、農薬を一切使わない野菜栽培に取り組んでいる農園です。
今回はムラーズファームへと社会科見学に行った3年生が体験したこと、聞いたことなどをお伝えしていきます。
みなさんにも、この記事を通じて福井小学校の社会科見学のことはもちろんのこと、自然豊かな海士町で育てる野菜のこと、そしてムラーズファームのことについて知っていただけると嬉しく思います。
福井小学校を出発し、ムラーズファームに到着してからこの農園を運営するフランクさんと酒井さんが温かくお出迎えしてくださいました。「ハロー!」「こんにちは!」と子ども達も元気な声が飛び交い、みんなで「今日はよろしくお願いします。」と挨拶をしてから、早速農園の案内をしていただきました。
農園の案内では、野菜への水の撒き方、育てている野菜の紹介や育て方や、ニワトリ小屋など、丁寧に解説を交えながら案内をしてもらいました。子どもたちも実り始めた野菜や、ニワトリを興味津々で眺めて、野菜の説明をしっかりと聞いたりしている様子でした。
ニワトリ小屋の紹介後には、フランクさんの「卵とってみる?」と一言。これには子どもたちも「とりたい!」と大きな声で即答し、実際に小屋の中に入って卵を収穫する体験を行いました。ニワトリ小屋には、実に93羽のニワトリがおり圧倒される迫力がありましたが、物怖じせず小屋の中へと入っていく子どもたち。一生懸命探したり、はしゃぎながらとったりと卵とり体験は大変盛り上がりました。この日にとれた卵は、子どもたちがとったものも含め73個でした。(1日には平均して75個の卵がとれるそうです。)
卵とり体験の後は、子どもたちが事前に用意してきた農業の仕事のこと、野菜のことなどについての質問をフランクさんに聞きました。
いくつか質問とその解答をご紹介します。
他にもたくさんの質問がありましたが、フランクさんには一つづつ丁寧に答えていただき、子ども達も質問の答えを一生懸命にメモをとっていました。
そしてフランクさんからのご好意で、先ほどとったばかりの卵を一人一つずついただくことができました。みんなも大喜びの様子で、卵が割れないように手やタオルで優しく包み込んだり、どんな卵料理を作ってもらおうと想像したりする様子は見ていて微笑ましいものでした。最後にしっかりとみんなでお礼を言ってムラーズファームの社会科見学は終了しました。
このムラーズファームで採れた野菜は、毎日学校で食べている給食や、海士町内でも売られていて、子ども達も食べることができます。ふだん自分達が口にしている野菜が、どこで、どんな人によって、どのように作られ、どんな思いで育てているのかを知ることができ、海士町の農業や食についてより身近に感じることができた良い社会科見学になったのではないでしょうか。