秋の遠足
キンモクセイの香りがし始め、秋の訪れを感じる今日この頃ですが、福井小学校では9月30日(金)に秋の遠足が行われました。
縦割り班で行われ、赤組は金光寺コース、青組は豊田港コース、黄色組は隠岐神社コースとそれぞれ3つのコースに分かれて行きました。
今回は、同行した赤組の金光寺コースを中心にお伝えしていきます。明屋海岸のゴールをめざして歩く子どもたちの様子を少しでもお伝えすることができたら幸いです。
夏の残暑が厳しい日でしたが、青い空が広がる晴天で遠足日和でした。
6年生が先陣を切り、赤組の頑張りを鼓舞するように全員で「おー!」と声の掛け合いをして出発しました。
福井小学校を出発後は、海士小学校に向かいました(休憩場所)。道中では、遅れている子へ声を掛けながら背中を後押しし、少しでも楽にしてやろうとリュックを持ってあげる子もいて、優しさが垣間見えました。
海士小学校に着くと子どもたちは他の組との出発以来の再会に「100年ぶりですね、お久しぶりです!」といった面白いジョークも交えて話していました。なかにはイチョウに関心を持つ子もいて、約3キロ歩いたとは思えないほど元気でした。
海士小学校を出発し、明屋海岸を目指しました。厳しい斜面の道を目の前にした子どもたちは少し不満そうにしていましたが「よし!」と気合を入れて歩き出しました。
秋が訪れ始めたということで、道中には彼岸花やどんぐり、ピラカンサなどたくさんの秋が咲いていました。子どもたちもそれぞれの秋に夢中になり、手のひらいっぱいに実を持つ子や彼岸花を持って歩く子もいました。
明屋海岸に到着し一息ついた後はお弁当を食べました。道中でお弁当の話やおやつの話をしていたので、待ちに待った時間がやってきて、子どもたちはとても喜んでいました。
大きなレジャーシートの上でお弁当を広げおしゃべりをしながら楽しんだ後は縦割り班ごとに決めていた遊びをしました。赤組は“だるまさんが転んだ”をしました。「だるまさんが転んだ」以外のセリフで「だるまさんが踊った」など子どもたちなりのアイディアを盛り込んで楽しんでいました。
縦割り班ごとの遊びが終わった後は、自由時間となりました。おいかけっこをしたり、ハート岩を描いたり、草滑りなど各々の遊びをしたりして、楽しんでいました。
草滑りでは、友達と二人で仲良く滑る子や、素早いスピードで滑りぬく子もいて、笑いが絶えず、楽しそうに滑っていました。
4月から島体験生として福井小学校に勤務していた外村美琴先生が遠足を最後に、活動を終えてしまうということで子どもたちへの最後のメッセージを伝え、手書きの手紙も配っていました。
一人一人にむけて、丁寧に書いてある手紙を子どもたちは嬉しそうに「ありがとうございます」と受け取っていました。帰りのバスの中で真剣に読んでいる子や照れくさそうにしながらも嬉しそうに読んでいる子もいました。
ここまで秋の遠足について紹介しましたが、秋の遠足を通して子どもたちは色々なものに触れ、感じることができたのではないかと思います。
近頃は、秋の寒さが増してきたように感じます。これから体調に気を付けながらも元気に過ごしていきたいです。