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あとどフェスティバル【1・2年生】

 今年のあとどフェスティバルは、11月26日に行われました。
 各学年、オリジナルの衣装や物語を考え、本番まで毎日練習に取り組み、クラス全体で一致団結して頑張っていました。
 今回は、素晴らしい発表ができた1・2年生の様子をお伝えしたいと思います。

第一場面のシーン

 1年生のタイトルは、「ぼくたち6レンジャー」でした。
 物語の内容は、4場面に分かれており、1年生全員が一致団結し6レンジャーとして、いくつもの試練を乗り越えていくというものでした。
 物語の一番初めに、担任の青山先生と行う健康観察と共に、「正義の味方 3つの合言葉」を音読していました。この「正義の味方 3つの合言葉」が物語のベースとなっていました。

クジラ雲に乗れるように応援しているシーン

最初の試練は、クジラ雲に乗れない2人を4人のレンジャーが応援し、乗り越えるものでした。4人のレンジャー全員が全身を使い、うちわに応援のメッセージも入れて応援していました。練習の頃から、全力で取り組んでいたので、本番でも失敗することなく素晴らしい演技をしていました。そして、4人のレンジャーのおかげで、2人はクジラ雲に乗れるようになり、応援の大切さを改めて感じることができました。
 次々に、6レンジャー全員で協力し、試練を乗り越えていきました。
 

6レンジャー全員でかぶを抜くシーン

そして、最後の場面は、みんなでかぶの種を蒔くところから始まりました。水やりをし、大きく育ったかぶを一人で抜いてみようと試みましたが、なかなか抜けません。そこで、助けを呼ぼうと1人のレンジャーを呼びます。しかし、2人の力ではかぶはびくともしません。そして、手伝ってもらうために2人のレンジャーを呼びます。ところが、4人の力を合わせてもかぶは抜けません。4人のレンジャーは疲れた様子で諦めてしまいそうでしたが、1人のレンジャーが3つの合言葉を思い出し、他のレンジャーを鼓舞します。そこで、今こそ6レンジャー全員で協力すると気づくことができ、残りの2人のレンジャーを呼びます。
 いよいよ、6レンジャー全員でかぶを抜きます。全員で声を合わせて一生懸命引っ張るとかぶを抜くことができました。かぶが抜け、喜んでいる様子はとても可愛らしかったです。
 こうして、6レンジャー全員で力を合わせればどんなことも乗り越えられることを再認識することができ、最後は、全員で「ダンスホール」という曲にのってダンスを踊り、1年生の発表は幕を閉じました。


スイミー登場のシーン

 2年生のタイトルは、「スイミー」でした。 
 物語の内容は、2年生の1学期に習った「スイミー」を基に構成されました。その中で、子どもたちなりに物語のアレンジを加え、衣装も子どもたちが作り、オリジナル性ばっちりの発表でした。  
 練習の頃から、発表への意識が高く、クラス全員でアドバイスを出し合っていました。特に、マグロの登場シーンやくらげ、こんぶ・わかめ、うなぎ、いそぎんちゃく登場シーンは、衣装やセリフの他に表現の仕方にもこだわっていました。

うなぎ登場シーン

 スイミーの物語では、海の生き物がたくさん登場しました。今回の発表で、くらげは傘にテープを付けてゆらゆら揺れるようにして表現をしていたり、こんぶは緑色の衣装を着て側方倒立転回をしたり、揺れているような踊りをしたりとアクロバティックな表現をしていました。他にも、うなぎはナレーターが「顔を見るころにはしっぽを忘れてしまうほど長い」と説明をするため、とても長く作られており、ゆっくり揺れながら動いてうなぎを忠実に表現していました。

ラストのマグロに食べられてしまったスイミーの兄弟を助けるシーン

 スイミーの本来の物語は、赤い魚たちの中で、スイミーが目になって大きな魚を追い出して終わりますが、2年生の発表には続きがありました。
 大きな魚を追い出した後に、スイミーの兄弟たちを助けようとみんなで作戦を立てます。そして、またスイミーが目となり、大きな魚になって追い出すことを決めたスイミーたちは、マグロと戦いました。見事に、マグロを倒すことができたスイミーたちは、兄弟を助けようとはさみを取り出し、マグロのお腹を切ります。すると、スイミーの兄弟たちが現れ、スイミーはマグロのお腹を針と糸で縫うと、みんなで再会を喜びました。そして、戦いに敗れたマグロは反省をし、もうスイミーたちの兄弟を食べないことを約束して、物語が終わりました。この最後のシーンは、2年生の発表の中で特に見どころだと感じました。
 物語の展開により、セリフがあまりない子がいましたが、セリフを言っている子に合わせた表情や演技をしたり、岩陰に隠れながら演技の手伝いをしたりと、クラス全体で協力しながら物語を進めていくことができていました。  
 最後に、2年生全員で手を繋ぎ、「世界中のこどもたちが」を歌い幕を閉じました。

最後に全員で「世界中の子どもたちが」を歌っている様子

 各学年、毎日の練習の成果を余すところなく発揮することができていました。そんな1・2年生の様子を少しでもお伝えすることができていたら幸いです。